1.キリスト教精神に基づく保育時代の流れと共に、専門施設としての在り方、そして職員一人ひとりに求められるものは変化します。その中にあっても“ひなどり”が創設以来変わらず持ち続けてきたものが、キリスト教の信仰であり、イエス=キリストの教えは運営理念の柱となっています。子どもたちには保育を通して、「人を愛すること」や「生命の尊さ」を学んで欲しいと願います。 2.人とのかかわりを通した育ち人は「生」を受けた瞬間から「人とのかかわり」という社会的刺激を受け、成長・発達していく存在です。「楽しい」「うれしい」、そして「悔しい」「悲しい」も子どもが成長・発達していく上で体験すべき大切な感情ですが、それらを生むのは「人とのかかわり」です。人が社会生活を営む上で人間関係を築く力は何より重要ですが、その土台となる「人への安心感」を育むのが幼児期です。 3.集団の力の活用と、個別性の尊重子どもの成長・発達は大人の力だけではなく、同じくらいに、あるいは、それ以上に「友だち」という力によって促されます。大人が教えられないことでも子ども同士で学び合います。また、子ども一人ひとり性格や個性は違います。その違いを何より尊重したいと考えます。さらに、「個別性」をご家族まで含めた広い概念で捉え、ご家庭の子育て理念や、お子さまへの思い、生活の価値観を尊重します。 4.発達に応じた保育・教育環境の提供子どもは一人ひとり成長・発達のペースが違い、それぞれの成長・発達段階に応じた保育・教育の場や内容を自然と求めるようになります。そういった一人ひとりのニーズに応え ると共に、学校、保育所や幼稚園など新しい進路に当たっては、子どもが安心して次のステップを望めるよう最大限の支援を行います。 5.児童期を通じた発達支援児童通園施設は従来、幼児期のみの発達支援を行ってきましたが、子どもの成長・発達を 「人生」というより広い視野で捉えるなら、児童期全般を通じた継続的な発達支援は不可 欠です。“ひなどり”では卒園後も、子どもの成長・発達を継続的かつ日常的に支援していきます。 |